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同業者の方への御案内だが、All-on-4というコンセプトのフルアーチ即時負荷に用いるインプラントには色々な条件が要求される。このコンセプトそもそもはパウロ・マロがノーベルスピィーディーとザイゴマインプラントを使用して組み上げたシステムだったが、その後、いろいろなインプラントメーカーが同様のコンセプトのフルアーチ即時負荷に使用する目的で、様々なインプラントやアバットメントを製品化している。その結果、私の医院ではザイゴマインプラントを使用しなくても、全ての症例でAll-on-4による即時負荷が可能になった。まあ、どうしても必要とあればザイゴマインプラントの在庫があるので使用するが、ここ数年、ザイゴマインプラントを必要とする症例は現れてこないのだ。

しかし、All-on-4は簡単な訳では無く、症例によって、いろいろなメーカーの色々なタイプのインプラントを使い分ける必要がある。たった1つのメーカーの1種類のインプラントで全ての症例でAll-on-4を達成するのは不可能だ。非常に硬い骨で骨量があり、数多くのインプラントを埋入することが出来れば、まあ、どこのメーカーのどの種類のインプラントでも問題は無い。しかし、多くの症例は骨がほとんど無く、骨質も非常に脆弱な場合がほとんどで、インプラントの選定が非常に重要となる。しかし、それが的確に出来れば、ほとんどの症例でザイゴマインプラントを使用しなくても可能な環境が日本でも手に入るようになった。例えば数多くのインプラントメーカーの中で、直径3mmという極細インプラントや長径が7.5mmの短いでマルチユニットアバットメントが使用可能なインプラントはバイオホライズンズ社しか作っていないのだ。しかし、症例によってはバイオホライズンズ社だけでも解決出来ない状況もあり、その場合は他社のインプラントを使用する必要がある。