日本口腔インプラント学会の認証医認定証が届きました
本日、日本口腔インプラント学会の認証医認定証が届きました。
注釈)私は現在日本口腔インプラント学会の専門医ですが、専門医を取得する前段階として、当時は認証医を修得しなければ、専門医の資格を得ることはできないというシステムでした。私自身は、肩書きは不要と考えていましたが、私が所属する愛知学院大学高齢者歯科講座口腔インプラント科の村上教授の「先生が専門医を取得してもらわないと困る」ということで、この歳になって資格申請をすることになりました。
本日、日本口腔インプラント学会の認証医認定証が届きました。
注釈)私は現在日本口腔インプラント学会の専門医ですが、専門医を取得する前段階として、当時は認証医を修得しなければ、専門医の資格を得ることはできないというシステムでした。私自身は、肩書きは不要と考えていましたが、私が所属する愛知学院大学高齢者歯科講座口腔インプラント科の村上教授の「先生が専門医を取得してもらわないと困る」ということで、この歳になって資格申請をすることになりました。
今日はヨシダという歯科メーカーの講演会がありました。講師は私を含め4人でした。昨日はヨシダの社員が今度医院を全面改築する先生と新規開業する先生を私の医院に連れてきました。私の医院を見学した後、私の自宅に置いてある3Dプリンタを見学し、成り行きで我家でシャンパンとワインを飲んでから、講演会の懇親会に出かけました。懇親会場はマリオットホテルのパーゴラでしたが、土曜日の夜ということもあり、客が多くうるさかったんで結果また皆で私の家になだれ込んで講演前夜祭が続きました。
今度の日曜日のヨシダで行われるCTユーザーミーティングですが、私も講演させていただきます。
アンキロスインプラントの開発者であるネントビック教授が訪日し講演と懇親会に招待されたのでたので、会いに行ってきました。
以前の症例ですが、下顎大臼歯部に同部から採取した骨で垂直的骨造成を行なった術中写真です。
移植材料はインプラントを埋入する右下臼歯部の頬棚部からピエゾサージェリーで採取します。
採取した骨片は血液中で保存し、後にボーンミルで砕いて、削片状にして使用します。このままブロック骨として使用するとテンティングスクリューの役目はしますが、骨片自体は吸収してしまうか、腐骨となる確率が高いので、このままの姿では用いません。
インプラントホールを形成した状態です。
皮質骨に穴を開け、血行を促すようにします。
採取したブロック骨はボーンミルで砕いて静脈血を硬化させた血餅と混ぜ合わせます。
移植床にチタンメッシュを屈曲させたガードを適合させます。外力から移植材が移動することを防ぎ、創の安静を確保するための保護構造です。
移植材を充填しチタンメッシュでカバーした状態です。この後、剥離した粘膜骨膜弁を戻して縫合します。
術後のレントゲン写真です。最前方のインプラントはオトガイ孔を避けて傾斜して埋入してあります。
私は歯科医師で開業しているが、医院自体には4人の歯科医師が居て、私はインプラント手術を担当している。また母校の朝日大学では付属病院の非常勤講師をしていて大学病院の医局員にインプラント治療を教えている。現在は世界シェアNo1のストローマンインプラント、No2のノーベルバイオケア社、No3のデンツプライ社、No4のBiomet3i社から委託されてメーカー公認の認定講師をしている。その関係で、私の医院にはインプラント治療を勉強しようという熱心な先生達が全国からやってくる。昨日もAll-on-4という1日で動かない歯が入る手術を勉強に東京と埼玉から2人の先生がやって来た。午前中に手術を見学してもらい、近所の中華料理店に歩いて昼御飯を食べに来た。 午後はAll-on-4の補綴治療の見学が有るのでビールを飲むことは出来ないが、幾つか料理を頼んで、午前中の手術の解説をしていた。ここの店の料理は安いが味はまあまあだ。
今日は久しぶりにマテリアライズの尾崎社長がやってきました。彼と私は同じ歳でシムプラントがまだ、マテリアライズに買収される前からの長〜い付き合いなんです。その当時私はマテリアライズ社のミミックスとサージケースというソフトでインプラントシュミレーションしていました。購入当初の説明書は全て英語で理解に苦労した思い出があります。
注釈)現在では色々な会社からインプランント埋入シュミレーションソフトが販売されており、私の医院でもデンツプライシロナ株式会社のシムプラント、ストローマン社のストローマンガイド・ソフトウェア(coDiagnostiX)”、ノーベルバイオケア社のノーベルクリニシャンの3つのソフトウエアを保有しています。
私がインプラント治療を始めた30年前はCT画像もaxial画像だけで、DICOMデータを立体的に見るというソフトウエアは存在しませんでした。そこに、GEのCT装置を購入するとデンタスキャンという、顎にパノラマラインを描いて、そのパノラマラインに対して直交する画像を再構成するソフトが出てきました。
その後、インプラントシュミレーションソフトとして、アメリカではシムプラント、ベルギーではマテラリアライズ社のサージケースというソフトウエアが出てきたのですが、マテラリアライズ社はシムプラントを買収し、自社のサージケースと統合してシムプラントとして販売することになったのです。
私の日常だが私自身は歯科医師だが現在は歯自体を治療することは滅多に無い。私の歯科医院は私以外に3名の歯科医師が居て、私はインプラント手術だけを担当している。インプラントは年間に1000本程度埋めているが、現在、半数以上はBiomet3i社のインプラントを使用している。世界のインプラント市場は1位がスチローマン社、2位がノーベルバイオケア社、3位がデンツプライ社(アストラインプラントを含む)、4位が Biomet3i社でこれだけで世界市場の8割を占めている。私はこれら4社のメーカー認定講師に任命されている不思議な人で、このような人は国内では私以外には知らない。それらのインプラントはそれぞれ特徴があり、やはり症例によって向き、不向きがある。つまり、オールマイティーなインプラントは存在しないというのが実情だ。 大きく話がズレたが、Biomet3i社の日本法人の社長が今回ウエイン氏から嶋田社長に替わった。その挨拶で嶋田社長が私の医院まで来て一緒に食事をとった。嶋田社長は以前はノーベルバイオケア社の社長をしており、その当時私の医院で私のインプラント手術を2時間も見学していったこともあり、その時からの仲だ。その時からは6年が経過し、嶋田社長は62才になった。しかし、彼は相変わらずというか以前にも増してお元気だ。今回は今後のBiomet3i社の事業展開の仕方などの真剣な話となった。
これまでの講習会の案内に使用していた私の写真は随分昔の若い頃の写真でしたが、今回のクイント4月号のアンキロスインプラントセミナーの広告の私の写真は先月撮影した写真なんので、ほぼ現在の私の顔です。
今度私が講演する講習会のチラシが出来てきました。