QDTの記事
中島先生のQDTの記事に私の咬合器の写真を使っていただきました!
中島先生のQDTの記事に私の咬合器の写真を使っていただきました!
当院で行われるインプラントセミナーの案内です。
吉岡歯科医院、副院長の吉岡登史彰がシロナ名古屋支店でシムプラントのセミナーを行いました。参加された皆様ありがとうございました。また次回もよろしくお願い致します。
インプラントトレーニングコースの案内です。
このコースではスチローマン社、ZIMMER-BIOMET社、デンツプライ社、ノーベルバイオケア社、ネオス社の協力の基、吉岡歯科医院研修室で行われます。
副院長の吉岡登史彰は2018年3月1日にノーベルバイオケア社でパウロ・マロによるザイゴマインプラントのハンズオンコースを受講しました。以下は吉岡登史彰の投稿です。
LAからバス移動する事1時間。ノーベルバイオケアにお邪魔して、マロ先生のハンズオンを受けてきました。ようやく本物に会えました。マロ先生のおかげで私の学費が払えました、とお礼を伝えてきました。
参加者は日本人が多かったです。
しかも、偶然にも知り合いばかりで気が楽でした笑
シムプラントセミナーの宣伝です。
シムプラントの優位性
インプラント手術において使用する器具は滅菌されていることが原則です。薬液消毒では不十分だという考え方が一般的です。しかし、多くのサージカルガイドは熱を与えると変形してしまうので、オートクレーブで滅菌することは不可能です。その点、シムプラントで製作したサージカルガイドはオートクレーブで滅菌することが可能です。また、サージカルガイドを使用しない場合は方向指示棒で対合関係をチェックすることが一般的ですが、口を閉じると舌が術野に当たったり、術野が唾液で汚染されることが多いので術野が感染のリスクに晒されることになります。
シムプラントセミナーの宣伝です。
シムプラントの優位性All-on-4などの長いインプラントを用いる場合においては、開口量が少ない場合は目視によるインプラントの埋入位置や埋入方向の確認が難し場合があります。シムプラントガイドはスリーブの一部を切り取り、バーの挿入方向を横から行えるシステムがあります。これによって、開口量が少ない場合でもサージカルガイドを使用することが出来ます。シムプラントによるサージカルガイドを使用した場合、歯牙と粘膜負担混在状況でもステントは安定しますので少ない剥離量で正確な位置へのインプラントの埋入が可能になります。
シムプラントの優位性
インプラントシュミレーションソフトは色々ありますが、シムプラントはサージカルガイドも歯牙支持、粘膜支持、骨支持各種選択が出来ますし、顎模型も同時に手に入れることが出来ます。顎模型があれば術前にモデルサージェリーができますし、顎模型については、ベテランスタッフがダイコムデーターから確実に骨を抽出してくれますので、無調整で顎骨に適合するガイドが手に入ります。
シムプラントセミナーの宣伝です。
シムプラント活用のメリット
私の医院ではマテリアライズ社がシムプラントを買収する以前からサージケースという、現在のシムプラントの前身のソフトウエアでインプラント治療の術前診断と治療計画を行なってきました。現在では多くのインプラントシュミレーションソフトが販売されていますが、シムプラントの核心的な部分は特許によって保護されている為、現時点でもシムプラントはインプラントシュミレーションソフトのスタンダードとして世界中のインプラントロジストや大学病院などの間で共通言語として使用されています。
現在はCT を購入するとCT付属のソフトで大まかなインプラントシュミレーションが行えるようになってきていますが、All-on-4などのフルアーチに及ぶ即時負荷を行う場合は骨量だけで無く、骨内部の骨梁の状態などを的確に評価する必要が出てきます。
下の画像はシムプラントによってハンスフィールド値を色に置き換えた画像です。この画像を見ると下顎第二大臼歯部の骨内には骨は存在せず、脂肪などの軟組織で満たされていることが色で直感的に理解することが出来ます。
また、赤い部分は皮質骨が極端に硬い部分であることを表現しています。この部分はインプラントの初期固定には有効ですが、内部に血管が殆んど無いので、オッセオインテグレーションを得る為には、一度骨の表面が骨改造を起こす必要があります。つまり、埋入時には非常に硬い骨で高いISQ値を示しますが、埋入2週間後には、この部分で得られた初期固定は一気に無くなります。
このカラー表示上のグリーンの部分が骨質も血流も良好で埋入当初からオッセオインテグレーションの過程がスムーズに進むと考えられています。All-on-4では、魚群探知機のようにグリーンの部分を選んでインプラントを配置していきます。
また、最近はノーベルアクティブのように、ネジ山が薄くて長いインプラントが出てきました。骨質が悪い場合に初期固定を得る為には有効なのですが、このタイプのインプラントを極端に骨質の悪い骨に埋入すると、逆に虚弱な骨梁を全て破壊してしまうことになりかねません。また、反対に極端に硬い骨に、埋入すると埋入時にスタックしたり、埋め終わってもインプラントのネジ山の一番外側の狭い面積しか骨と接していないという状況になります。
骨は皮質骨に囲まれた内部では三次元的に異なった組織で構成されており、術前にそのことを理解していないと、的確なインプラントの選定も出来ません。同じ高層ビルを立てるのにも、地盤の質によって地下の構造設計は全く異なるのと同様です。
そんな訳で、骨内部の三次元的な状況をインプラント設計に生かすという意味で、シムプラントは非常に有効な道具であり武器となる訳です。
シムプラントセミナーの宣伝です。
ゴミの山に見えますが、使用し終わったコンピューターサージカルガイドです。吉岡歯科医院では全症例にコンピューターサージカルガイドを使用したインプラント手術を行なっています。