サイナスリフト
以下は吉岡歯科医院 副院長 吉岡登史彰の投稿です。
今日のオペは両側サイナスリフトでした。
個人的にはガッツリなサイナスリフトが出来るほど安心な症例はありません。
両側4番以降に、直径4ミリ程度、長さ10ー12ミリ程度のインプラントがそれぞれ3本以上埋まるスペースさえ作ることができれば、現在の契約治療ではなく、もっと将来、全ての歯が崩壊しても、最終的にボーンアンカードブリッジに比較的安心して行けます。
これが、臼歯部に短いインプラントがブリッジ状に入っていて、ソケットリフトによって洞底が凸凹で、追加サイナスリフトも困難となると、いよいよ前歯部が崩壊した時に、対応が出来ないわけではありませんが、面倒となります。
この症例では前歯部に他院で埋めたインプラントが入っていますが、今回行う臼歯部のガッツリな治療により、将来例えば90歳に、前歯にトラブルが起きても、安心して戦えます。
手術の受けられる年齢のうちに、ガッツリサイナスリフトをして、結果が安定さえすれば、将来患者さんがお引越ししたり、私が死んだりしても、次の先生に難易度を下げた症例としてバトンタッチ出来ます。
治療計画において色んな価値観があると思いますが、私はそんな感じでガッツリサイナスリフトを選択しています。
ベストかどうかは分かりませんが、アクセプタブル以上だと思っています。