サイナスリフトセミナー
今度開催されるサイナスリフトセミナーの宣伝です。
今回はどんな状況でも、シュナイダー膜が破れた場合でもサイナスリフトを成功させることがテーマのセミナーですが、サイナスリフトをマスターすると治療の範囲が広がります。パウロ・マロが提唱するAll-on-4という治療法がありますが、日本人の上顎の場合、骨幅や高さが足りない場合がしばしばあります。パウロ・マロは全体の症例の15%はザイゴマインプラントを併用することによって即日の固定性のテンポラリーを装着していますが、ザイゴマインプラントは埋入手術時に高度なテクニカルスキルを要求される上に、後に撤去が必要になった場合にリスクがあります。吉岡歯科医院ではAll-on-4にサイナスリフトを併用することによって、ザイゴマインプラントの使用を回避する術式を行なっています。
上下にインプラントを埋入し、同時に左右のサイナスリフトを行い、手術当日に固定式のテンポラリーを装着します。
6ヶ月経ってからサイナスリフト部にインプラントを追加します。
最終的にボーンアンカードブリッジにします。
薄い骨を残した状態でピエゾのチップを骨に当てシュナイダー膜を剥離しやすくします。
作業をやりやすくする為にウインドウをスタンツェで大きくします。
上顎洞に骨シリンジを使用してバイオスを入れます。
露出したインプラントをバイオスで被覆します
反対側です。
ネオバイオテックの回転器具で骨を一枚残してラテラルウインドウを開けます。現在はこの器具は使用していません。
インプラントを埋入します
サイナスリフト時にシュナイダー膜に穴が空きましたのでCGFで閉鎖します。
サイナスを含めバイオスを充填します。
ファイナルの補綴物が装着された状態です。