下顎All-on-4の症例も、フレームはコバルトクロムの鋳造
この下顎All-on-4の症例も、フレームはコバルトクロムの鋳造で、チタンのテンポラリーシリンダーとはレジンセメントで固定しています。
注釈)All-on-4は通常のインプラント治療より少ない本数のインプラントで全ての荷重をささえますので、フレームに加わる力は非常に大きく100kgを越えることも珍しく無いと言われています。しかし、最低限の数のインプラントで支えられている上部構造は全てのインプラントを連結しているフレームが破折すると、一気に全てのインプラントのインテグレーションを喪失しかねません。そんな訳でフレーム構造が破損しない補綴物というのは非常に重要なのです。フレーム材料はコバルトクロムが一番強度があると考えられています。