吉岡歯科医院
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ノーベルバイオケア社のスピーディーグルービーインプラントの薬事承認降りたころ

ノーベルバイオケア社のスピーディーグルービーインプラントの薬事承認降りたころは、このインプラントを多用していましたが、ノーベルバイオケア社のタイユナイト表面は付着歯肉の少ない場合にはインプラント周囲炎をひき起すリスクが高いという報告もあり、現在はザイゴマインプラントを使用する以外はBiomet3i社のインプラントを多用するようになってきました。

注釈)この原稿を書いている現在は2019年の7月でした。つまり、上記の記事を書いてから6年以上を経過した訳です。All-on-4を可能にしたのは30度の角度付きマルチユニットアバットメントの存在でしたが、これはノーベルバイオケア社が発売したアバットメントで、その当時はノーベルバイオケア社以外でAll-on-4を行うのは不可能でした。他のメーカーでは30度の角度付きマルチユニットアバットメントと同等の機能を持つアバットメントは無かったからです。その後、Biomet3i社(現ZIMMER-BIOMET社)がノーベルバイオケア社の30度の角度付きマルチユニットアバットメントと同一規格のアバットメントを発売し、同様のコンセプトのDIEM2システムを発表しましたので、よりインプラント周囲炎に対して抵抗性があると言われるBiomet3i社(現ZIMMER-BIOMET社)に使用するメインインプラントを変更することになりました。