今でこそピエゾサージェリーは一般的になりましたが
今でこそピエゾサージェリーは一般的になりましたが、最初の機械は左から2枚目の写真の機械です。右側の機械はその後継機種です。最初の機械はインプラテックス社が輸入販売しましたが、当時は超音波骨切り機としては薬事承認が降りず、超音波スケーラーとして輸入して、骨切りチップはイタリアから別送で購入していました。3枚目の四角い箱はDEC100でノーベルファルマ社(現ノーベルバイオケア社)のインプラント用のモーターで、高速の2000回転と低速しか速度調整はありませんでした。最後の写真はやはりノーベルファルマ社のモーターでトルクコントローラーと呼ばれました。ここには2台のトルクコントローラーが写っていますが、機械が上下に二つに分かれるという不思議な構造のモーターでした。
注釈)上の写真は世界で最初のピエゾサージェリーの機械です。写真には写ってはいませんが、現在は表面が平らな黒い色の装置にバージョンアップしています。
注釈)現在ではインプラント治療は安定した治療となり、大学病院でもインプラント科が設立されるようになりました。しかし、私が開業した30年前、インプラント治療は現在ほど認知された治療法ではありませんでした。また30年前は現在ほど安定した結果を得ることは出来ませんでした。インプラント治療を学ぶ為には過去の歴史を学ぶことが非常に重要です。今日のインプラント治療を完全に理解する為には、今日までの基礎と歴史を再検証することにより理解が深まります。