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バイオホライズンズインプラントのシンポジウム初日

さて、本日はバイオホライズンズインプラントのシンポジウム初日だ。時差ぼけ解消に4日も使ったが、おかげで昨晩は12時に眠り、朝は6時に起床することが出来た。シンポジウムの最初の仕事はレジストレーション、すなわち登録だ。登録は前日にしてあるので会場で姓名を確認し首からぶら下げるパスをもらう。ブースで私がお目当のピコスのDVDを購入し部屋に一度戻る。

10年以上前は、私は朝から晩まで学会会場に居て、すべてのレクチャーを聞いていたが、最近は「これだ」と思うものしか聞かない。多くの著名人の話は既に何を話すか知っているからだ。また、現在はdentalXPなどのオンライン講座で世界中の著名な先生の講演をリアルタイムで受講できる。今回のシンポジウムには、デニスターナーやサローマ、ミッシュなどの著名人が目白押しだが、残念なことに、ここ2年間彼らの話は変わっていない。

また、エビデンスという言葉があるが、これが実にいい加減でデニスターナーは2005年アメリカ歯周病学会の基調講演でインプラントのフューチャーデザインと称してエンドポアインプラントのボディーとノーベルパーフェクトのプラットフォームのインプラントのイラストを示したが、現在ではエンドポアインプラントもノーベルパーフェクトも消滅している。また。チームアトランタは2005年までホームページのトップに上顎前歯部切歯の抜歯窩にそのままフリアット2インプラントを置いていた訳で、世界のトップと言ってもそんなもんだ。

ちなみに、3年間の期間で97.5%の成功率を達成したインプラントはジャーナルオブインプラントロジーの2000年と2003年に上顎、下顎、ともにエンドポアインプラントだけだ。エビデンスが全てなら現在のトップインプラントはエンドポアインプラントの筈だが、このインプラントはサイブロンインプラントに吸収された後、消滅してしまった。また、インプラント界の大御所のデニスターナーだが彼は2年前まで上顎前歯部のインプラントは抜歯即時埋入で骨移植も何もしないのがベストだと言っていたが、この理論どおりの手術をすると10年後にはインプラントプラットフォームが露出することが1年ほど前から、既に沢山報告がなされているのが現状だ。

今回のシンポジウムはバイオホライズンインプラントという単独のインプラントメーカーのシンポジウムで、私は昨年はドバイでこのシンポジウムに参加している。バイオホライズンインプラントは2008年にシアトルのアメリカ歯周病学会の初日の会社主催の講演でネービンスとピコスが講演して世に出された新しいインプラントだ。まあ、新しいのはレーザーロックという新技術だけで、このインプラントの基礎はアメリカのマエストロインプラント社が買収したドイツのバイオロック社のノウハウの上に成り立っている古い?インプラントだ。

会場に戻り、日本では立ち読みできない洋書を沢山買い込み、一度部屋に帰った後、ピコスの講演を聴いた。素晴らしい内容だった!彼の話は現在私がやっている仕事を裏付ける内容で、私はホッと安堵すると同時に、なんか非常に達成感が満たされる想いで講演を聴き終えた。今月はサンフランシスコでアメリカインプラント学会が開催されたので日本の多くの先生はサンフランシスコに出かけ、今回この会場で見かける人はすくなかったが、反面、この会場でピコスの話を聴くことができた先生は非常にラッキーだったと思う。